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会社のメインPCをWindows8へ

少し前の事ではあるが、会社のメインPCをWindows VistaからWindows8へ変更した。
Windows8に関しては、やはりその独特のデザインであるmodern style(旧Metro)UIに関しての違和感を感じる人が多いと思う。

ウィンドウズ8、不慣れな操作画面に企業が二の足踏む可能性も
http://jp.wsj.com/IT/node_530673?google_editors_picks=true

私はと言うと、元々利用していたのがVistaと言うこともあるし、PCのスペックも更新された事もあって、今のところそれほどの不満はない。

旧PC 新PC
OS Windows Vista Pro (32bit) Windows 8 Enterprise (64bit)
Memory 2GB 8GB
HDD 130GB 500GB

Coreは元々なんだったかうろ覚えだが、新PCはi5になっている。
64bitにすることは、正直利用しているアプリケーションの互換性に関して心配があったが、
メモリをより多く使う事が出来るのはこの先大きいと考えて踏み切った。

実際問題、ユーザ企業でも今後は64bitの利用が進んで行く事を考えると開発者側がいつまでも
古くさい事を言っていられないと言うのもあったりする。

先のThe Wall Street Journalの記事にもあったが、modern style UIに対して戸惑わないかと言うと、最初は戸惑う。
しかし、利用するアプリケーションがmodern style UIを利用している比率が高まれば高まるほど、その利点を多く享受出来るのではないかと考えている。

また、Windows8によってWindows7から変更された点も多く、それがいい方向に動く事もあれば困った事を引き起こしている事もある。
実際にWindows8が一般発売されるのは10/26と、もう少し先の話になるが、気がついた点に関してこの先書いて行ければと思う。

なんだかんだ言っても、ユーザ企業が全部Macになるなんて事は現状あり得ないし、
変更された事をあーだこーだいいながらXP使い続けるなんて気にもならない。
であれば、率先していい点を享受しながら困った点を回避する手段を探して行きましょうよって言うスタンスで。

ただし、一部、業務で使うアプリが動かなくなるのは困り者なので、VMとかで逃げるのはもちろん有りです。はい。

Microsoft Conference Day1

品川のグランドプリンスホテルで行われたMicrosoft Conference 2012に行って来た。

The Microsoft Conference 2012
http://www.microsoft.com/ja-jp/events/msc/2012/default.aspx

今回、事前にたまたま見つけた”ファーストチケット”と言うものに応募していたら、専用ラウンジとかレッドブル飲み放題とか付いてた。
ノートPC持って行って、ずっとそこで仕事すると言う手も無くはなかったのだが、いくつかのセッションに参加して来たので
そのいくつかをかいつまんで書きたいと思います。

整理しきれていないので、その辺りはご容赦を。

WinRTアプリ

10月にリリースを控えているWin8。
やっぱり特徴的なのは、どのセッションでも闇に葬り去られてしまった旧名称MetroであるModern Style UIで作られたWinRTアプリ。
コンセプト自体がタッチを意識したUIなのでしょうがないかもしれないが、どのアプリも見せる事を優先したアプリだった。

中にはガリガリ入力して行くような基幹系アプリの例があっても面白いんじゃないかな〜と思ったけど、
そういうアプリだとタイルとかあんまり関係なくなってしまうんだろうなぁ。

今日話のあった面白い事例としては、WinRTアプリで実装する内容を最小限にすると言うアイデア。
主立った処理は、相変わらずウェブアプリとして存在し続けてWinRTアプリからそこへ誘導する。
まるでWinRTアプリを広告として使うようなイメージだ。
アプリが切り替わる様は、ちょっと手抜き感が拭えなくはないが、その辺りから始めてみるのは面白いかもしれない。

WinRTアプリの強みは作ったものがそのままSurfaceなどのARMアーキテクチャ上でも動作する点だと思う。
一方で、そういった通信環境が不安定な状況下と言うことも想定した作りにしておかないと、
思わぬところで痛い目を見る事になりそうな気がしている。

ただ、良くも悪くもWindows8のメニューはタイル型のみ。
ここに良い状態で載せる事が出来るか出来ないかは、アプリとしては結構重要ではないだろうか。
折角の仕組みだ。有効活用して行きたい。

仮想化(VDI / RDS)

デスクトップ仮想化を提供するVDI (Virtual Desktop Infrastructure)やRDS (Remote Desktop Service)に関するセッションもよく見かけた。
もちろん、Hyper-Vも一緒に付いてくる。

これだけスマホやクラウド。SNSが普及してくると、やっぱり働き方と言うものも変わって行く。
その中で、企業としてはセキュリティを意識しながらどれだけそれらに関わって行くのか?というのが問われる。
一つの答えとしては、旧来通りでそれらをすべてカットしてしまうのも無くはない。

ただ、私も子育てをしているとどうしても自宅でうまい事仕事ができればなぁと思う事がよくある。
育休がとりづらい理由の一つに、会社に行かないと仕事ができないというのもあるんじゃないだろうか。

一方でこれは、私生活と仕事の境界が随分と曖昧になってしまう事を意味する。
これに嫌悪感を感じる人もいるだろうが、SNSとかを考えてしまうと人によっては既に随分曖昧だ。
問題はどうつき合って行くかなんだろう。

VDIを実現する上で、プロファイルやアプリケーションを仮想化させる為の仕組みがいくつか紹介されたが、
一番興味を持って、比較的手軽に試せないかなぁと思ったのは社外から社内へ接続する為のDirectAccessという仕組み。

Windows Server 2012 Direct Access – Part 1 What’s New
http://blogs.technet.com/b/meamcs/archive/2012/05/03/windows-server-2012-direct-access-part-1-what-s-new.aspx

Windows Server 2008とWin7時代からあるとは言え、だいぶ使いやすくなっているみたい。
RemoteFXによるUSB Redirectと言うのも加わり、VDI環境による働き方を変える土台は出来つつあるんだなぁと感じた。

うちの会社でも試してみれないかな〜なんて思ったりする。
実は某部長が隠れてやっていたりしないかと(略

今後の展開

今回のコンファレンスでは、会社のメンバーも参加させたので思い切ってIE10に関しては外した。
っていうか、多分それほど新しい話は出ないだろうと勝手に思った為でもある。

WinRTアプリに関して、これまでそれほどまじめに考えていなかったので中々面白い機会だったと思う。
また、VDIやRDSのような内容は、自分が使う/使わないに関わらずお客さんから質問が往々にして来る。
自分が関連するプロダクトが、そういった多様な利用形態で使われた場合にどういう事が考えられるのか?
と言うのを考えておいたほうがいいかもしれない。

さてさて、WinRTアプリはどうなるんだろうね。
結局はどういうアプリを世に出す事が出来るのか、開発者次第なんだろう。
楽しみだ。

Windows8 UI/UXデザイン入門
Windows8 UI/UXデザイン入門

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Microsoft Surface tablet !?

Microsoft社がWindows 8ラインナップ向けについにデバイスを提供する事になったようだ。
その名もMicrosoft Surface。

http://www.youtube.com/watch?v=dpzu3HM2CIo

Surfaceという名称は、実は以前からも存在していて、私が最初に知ったのは2007年頃だったように記憶している。
テーブルタイプの大画面で、当時WPC等で見かけた時にはお店のテーブル等にも利用用途を考えているような内容だった。
どういう経緯かはわからないが、その名前をこのタブレット端末は受け継いだ事になるんだな。

Microsoftはこれまでも、ソフト以外の分野。例えばマウスやキーボードと言ったものは提供していて 、
それぞれのクオリティに関してはかなりいい評価を得ていると思うし、実際にいいと思う。
デバイスに関しては、基本的にパートナー企業に任せているのでこの分野に関しては出てこないかと思っていたが、
先行するiPadにこれ以上差を付けられないため。流れを変えるために出して来たと言ったところだろうか。

ただ、よくわからないのは、所謂ARM版であるWindows RTを乗せた端末と、フルスペックのWindows 8 を搭載した端末があると言うこと。
スタンド内蔵や、キーボードをカバーとして提供する事を考えると、やっぱりこのデバイスが目指しているのは薄いPCに感じる。
デスクトップモードの無いARM版をわざわざSurfaceのラインナップに入れる必要があるのかな?
確かに薄くて軽いんだろうけど。

また、価格面に置いてもiPadへ十分対抗出来るという話もされている。
まだまだ詳細に関してはグレーゾーンが多い機種ではあるけど、出たら出たで結構いいのではと思える。

企業においてiPadがだんだんと使われるようになって来たとは言っても、同等のものがWindowsで提供されるのであれば
少なくとも日本の企業はこちらを選ぶんじゃないかな〜って気がしてしょうがない。
なんて言ってもフルスペックのWindows 8 が動作するんだから。
メイン端末で動作しているアプリケーションとの互換を考えなくて済む。

しかし一方で、これまでもMicrosoftのパートナーとしてデバイスを提供して来たメーカーにとっては正直いい気がしないのでは。
Windows8がリリースされてないからこそ、まだこのようなデバイスを各社が提供してはいないが、考えてはいたはず。
OSの提供元であるMicrosoftがハードを提供してくるインパクトはかなり大きい。
今回、Surfaceの発表だった訳だが、今後Microsoftが他のデバイスを提供しないとも限らない。
Microsoftにとって大きな転換点とするつもりかどうかはわからないが、今後の方向性というのは気になるところだ。

まだ実際に発売日のアナウンスがあった訳ではないのでいつ頃、どんな値段設定で出てくるのかわからないですが、
色々と動向を気にして行きたい話題ですね。

VirtualBoxへの解像度追加

家のデスクトップとしてはiMacを使っていて、仮想環境としてはVirtualBoxを利用しています。
VMWare Fusionも考えてみたものの、家でシェアウェアを利用してまで仮想環境が必要になるかの
判断がつかなかったので、まずはVirtualBoxを使う事にしたのです。

Windows8のReleasePreviewがリリースされたので早速入れているのですが、
VirtualBoxが用意している解像度にはMetroで推奨しているようなワイドスクリーンが選択肢にありません

そのため、Metroアプリを使っている時、ワイドスクリーンであれば右端に続きが表示されるはずのアプリでも
特に何も出てこず、続きがあるのかどうかがわかりません。
もっと言うならば、縦にスクロールするのか横にスクロールするのかがわからないのです。

これは、縦スクロールに慣れている人にとっては実際に動かしてみると横に動いて行くので
ものすごい違和感を感じる事になると思います。

VirtualBoxは無料だからしょうがないかな〜と思っていたのですが、調べてみると
解像度はデフォルトで用意されているもの意外でもコマンドで自由に追加する事が出来るみたいです

Custom Resolutions in VirtualBox
https://mknowles.com.au/wordpress/2009/05/07/custom-resolutions-in-virtualbox/

さっそく、ターミナルを起動してコマンドを実行します。
まずは、Windows8で最低限として推奨されている1366×800を追加してみる事にします。

vboxmanage setextradata “名前” CustomVideoMode1 1366x768x32

“名前”には仮想PC名を大文字小文字を意識して入力する事になります。
また、仮想PCを起動している時にコマンドを実行した場合には一度シャットダウンして起動し直す必要がありました。

起動し直すと、確かに解像度の選択肢が追加されています。

ニュースアプリもちゃんと続きが出て、横方向への誘導が出来ている事がわかります。

解像度が自由に追加出来るのであれば、遊ぼうぜ!って事でWindowsPhone 8を意識して480×800の解像度を追加してみたのですが、
コマンドは正常に動作したもののWindows8上の解像度一覧には出てきませんでした。

Windows8はやはりARM版じゃないとそのままこの解像度に載っける事は出来ないのかな?それともVirtualBox側の問題だろうか?

IE10にてjQueryが正常に動作しない?

最近は、暇を見つけて「Simply Lift」を写経してたりします。

Simply Lift
http://simply.liftweb.net/

練習台の一つとして、cometを利用したchatアプリケーションを作るチャプターがあります。
せっかくなので、cometの動作見ようぜ!ってWin8仮想環境立ち上げてみようとしたら思うように動かなかった。。。というお話。

まずは、Mac上のChromeで動かしてみると

問題なく追加されます。
ちなみに、Safariを立ち上げて確認しても当然問題なく動作する。

この状態でWin8上のIE10からアクセスすると・・・

追加されているはずのメッセージが出てきません。
しかも、開発者ツールで見てみると。。。

JavaScriptのエラーが出ている状態です。
上記画像ではcloneNodeで失敗していますが、それを通り過ぎてもjQuery関係で軒並みエラーになる状態。
jquery.jsのダウンロードが出来ていない訳ではないので、ちょっと原因はわからない。
リロードすると文字を読み込んでくれたりもしますが、
JavaScriptのエラーが出る事に変わりはなくて文字の追加はやっぱり出来ない状態になります。

わかっている回避策

もしかしたらHTML上のソースをいじる事で何とかなるのかもしれないけど、
このチャプターではほとんど自分でページを作っておらず、Lift任せ。

とりあえず、前回のIE10問題よろしく

ローカルエリアネットワークなどのサイトへ登録すると、ちゃんと動きました。

と言うことは、セキュリティ関連の問題では無いだろうか?と言うことで

イントラネット上のセキュリティをインターネット側と同様に「中」へ。
さらに保護モードをONに変更して試してみたが、問題なく動作してしまった。

うーん、この辺り結構微妙な動きしているなぁ。
さて、これバグだとは思うんだけど何が原因で起きているんだろう・・・?
ちょっと詰まってしまったな。

IE10Metroではイントラ上のサイト閲覧に制限がかかる?

Windows8のConsumerPreviewがリリースされてから随分と経ちますが、
ボチボチとIE10に関してもいじり始めています。

IE10での動作を確認する上で、気をつけなければいけないのは、
「デスクトップスタイル」と「Metroスタイル」のIEが2つあるということですね。
FlashやActiveXなどを利用しているサイトの場合はデスクトップスタイルのIE一択になるとは思いますが。

IEの9から10にかけての変更点はいくつかあるものの、既存のサイトが動かなくなるような変更はそれほど加えられてはいないし、
デスクトップスタイルとMetroスタイルは内部的なエンジンは共通と言うこと。、少し油断していたのですが。。。

こんなページが出てしまった。
デスクトップスタイルで試してみるが、こちらでは表示出来る。

見ての通り、このサイトはローカルにたてたサンプル用のテストサイト。
いっさいFlash等は使用していないし、使用していたとしてもその部分が表示されないだけではないだろうか?

一つ前の、PlatformPreviewの段階では細かくは確認していないとはいえ、一応表示は出来ていた記憶はあるんだが…。
どういうことだ?
ということで、ちょっと調べてみたらこんなPostを見つけた

Understanding Enhanced Protected Mode
http://blogs.msdn.com/b/ieinternals/archive/2012/03/23/understanding-ie10-enhanced-protected-mode-network-security-addons-cookies-metro-desktop.aspx

これの、少し下に行ったところ。「Private Network resources」セクションに

However, for historical and other reasons, Security Zones consider this dotted hostname to be an Internet-Zone address by default, which means that if you attempt to navigate to the Router configuration page in Metro-style IE, you may encounter a Page Cannot Be Displayed error page. If you enable EPM in the Desktop mode of the browser, you can use the F12 Developer tools to see why the request was blocked:

えーっと、端的に言うとセキュリティのために”.”区切りのアドレスでアクセスした場合にはエラーを出すよって事かな?
いやいや、別に今回直接IPアドレスでアクセスした訳ではないんだが。。。

とりあえず、出ているエラー内容は同じなので、回避策も同じではないかと試してみた。
示されている回避策は

  • “.”区切りではなくする
  • 信頼済みサイトに入れる

と言うもの。

とりあえず、信頼済みに登録してみることに。

https限定のチェックを外して登録を押す。

すると、表示出来た。

ちなみに、「信頼済みサイト」ではなく「ローカルイントラネット>サイト>詳細設定」で追加しても表示出来る事を確認した。

どういう事か?

この現象が発生するのは、Metroスタイルというよりも、

  • 「拡張保護モード」がON
  • ネットワーク接続の形態が「プライベートネットワーク」
  • 「信頼済みサイト」もしくは「ローカルイントラネット上のサイト」として登録されていない

という条件のように見える。

デスクトップスタイルのIEに対して、インターネットオプションから拡張保護モードをONにする事でも現象を確認していて、
さらにネットワーク接続が「プライベート」ではなく「パブリック」では発生しない。

パブリック時に発生しないと言うことは、共有設定と関係しているのかな。
当初はLANの中には危険がいっぱいなので、拡張保護モードがONの場合には制限してしまえっ!って事なのかと思ったが、
インターネットオプションでLANとして登録した場合に問題が起きなくなるというのは変な話だ。

うーん、これ。
単純に判定ミスってるバグなのかな?

実際のところ、企業ではイントラ上にサイトを立ち上げている事なんか山のようにあるだろうし、
それらについてわざわざ登録して行くというのは非常に面倒。
拡張保護モードオフにしてしまえばいいじゃないかって話は無くはないんだけど、
それはそれでこの機能の存在意義が無くなってしまう訳で。。。

ちなみに、Windows8でネットワークのプロファイルを「パブリック」、「プライベート」等に変更するには

を選択して、接続情報を右クリック>「Turn sharing on or off」を選択。

こちらで切り替える事が可能です。
なにげにこの変更方法を知るのにずいぶんと時間をかけてしまいました。。。

Windows Developer Day 2

二日間に及んだMicrosoft社の初音ミクイベントWindows Developer Dayが終わりました。


D

キーノートでクラウディアさんが初音ミクの音楽に合わせて流れ、
さらにその制作風景とかを順を追って[@waki]さんが説明し始めた時には
一瞬何のイベントかわからなくなりましたが。
ちなみに私の隣の席にいた人は、キーノート中でしたがイヤホンしてニコ動にアクセスし始めてました。

さて、そんなこんなで二日目です。
引き続きMetro関連セッションが多い中で、HTML+JavaScript+CSSで作るMetroアプリに関するセッションをいくつか聞きました。

HTML+JS+CSSによるMetroアプリ

IE10によってHTML5やCSS3の多くがサポートされるからといって、
そのメリットがどれだけあろうが実際のWebページを作る上ではまだまだIE8~9を切る事が出来ない状態は続きます。
これは、例えIEの自動更新が行われてもしばらくは言えると思っています。

ただし、Metroアプリという形であればそもそも後方互換を取る必要がない。
気にする事無くHTML5によるアプリケーション開発が行えるという話でした。

もちろん、Metroアプリになるわけなので純粋なWebアプリとは異なる要素を多く考えなければいけない。
WinRTを利用するコードやWinJSを利用するコードが出てくる事になる。
オフライン、オンラインへの対応や多彩な解像度への対応等々考えなければ行けない事は色々ある。
でも、HTML5を使うという敷居としては下がったような気もする。

最後のセッションでは、既存のWebアプリをMetro対応する場合の話が出ていた。
少し気になったのは、今回。MicrosoftはMetroアプリという枠組みに関してはかなり力を入れている。
UIに対するガイドラインも充実している。
Metroアプリであれば、どれも、共通した操作性の良さと言うものを体験出来るように目指している。

非同期による通信/操作が基本となり、徹底してユーザーに待たせるような事をさせないようにしむけている。

それと、この既存のWebアプリ移植は果たしてマッチするのだろうか。
UIのガイドラインはアプリ審査に影響を与えるのだろうか?
というか、アプリの審査基準はどうなっているんだろう?

Windows アプリの証明書の要件
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/hh694083.aspx

2.4 ユーザーがアプリのコンテキスト外のエクスペリエンスにリダイレクトすることなく、アプリ内で主要なタスクを実行できるようにする必要がある
アプリは単に Web サイトを開くもの、または単に Web サイトの動作を模倣するものであってはなりません。

まず、そのままではダメだと。
まぁ、これはその通りでしょうね。ただのお気に入りであればピン留めすればいいだけですし。

3.5 アプリは、Windows 8 のタッチ言語に記載されているタッチ操作を完全にサポートしなければならない
アプリは、ユーザーが対話要素をタッチしたときに視覚的なフィードバックを返す必要があります。

ん、これはちょっとどういう意味か微妙かも。
完全にサポートというのはどういう内容の事を言っているのかな・・・。

うーん、さすがに「UIがMetroっぽくない」で審査を落とす事は無いのかな?
どうなるんでしょうね

Windows Developer Day 1

Microsoft社のイベントであるWindows Developer Day 1日目に参加してきました。

今年はWindows8を予定しているだけあって、ほぼその関係セッションで埋め尽くされている感があるイベント。
最近自分自身がWindowsアプリケーションを作っていないという、何とも歯がゆい状態であるのですが、

  • Metroという考え方
  • IE10

を柱として今回のイベントに参加する事にしました。

Metro

f:id:krote:20120425011805j:image

Windows Phoneで一躍話題になったMetroUI。
Windows8でもスタート画面がMetroになっているという事で、デスクトップモードはあるものの
誰もがMetroに強制的に触る事になります。

Metroは電車の窓をイメージ。
電車が動くと風景が横に流れて行く。そんな感じを表現したUIと言うことです。

考えてみると、今のPCディスプレイはどれもワイドスクリーンになっています。
しかし、Webブラウザやワード等のアプリケーションは、比較的縦方向のナビゲーションが多い。
スクリーンの形状はワイドが多くなっているとは言え、すべてがワイドではない以上あまり横方向へ
展開しすぎても・・・って事で、少し横が寂しい状態になってしまいがち。
そういう意味では面白いかもしれないと思った。

また、Windows8の推奨の解像度もそれを表している。
最低ラインとしては1024*768。

この状態でファイナンスアプリを起動するとこんな風になる訳ですが、

f:id:krote:20120425011808j:image

推奨としている1366*768のワイドスクリーンで見ると、右側に続きが見える状態になります。

f:id:krote:20120425012627j:image

1024*768状態では、ただの一枚絵があるだけですが、ワイドで見ると自然に横方向への視線誘導が出来ています。
(ちなみに家のPCではVirtulBoxで動かしていて、解像度をワイドにするやり方がよくわからないのでずらしているだけです)

その他、Metroに関しては盛りだくさんすぎてちょっとまとめきれません。
まだまだ英語の資料が多いようですが、少しずつ日本語訳されている記事を含めながら確認して行きたいですね

Metro スタイル アプリの UX ガイドライン
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/hh465424.aspx

さて、ただしやはり問題となるのはMetroがどこまで受け入れられるか。

今のところ、「見る」目的のアプリケーションに関しては比較的敷居は低いように感じます。
そういう意味ではOfficeでもPower Pointなんかは移植はそれほど難しくはないかも?

でも、「入力する」事を目的としたアプリケーションはかなり工夫がいりそう。
もちろん、入力すると言っても入力の仕方は様々な訳だから一概には言えないんだろう。
ただ、ワードやエクセルはどうしたものかなぁ、と思ってしまう。

この辺り、発想を変えて望まないと行けないのかもしれない。

IE10

いや、実はIE10に関してはそれほど面白いネタがある訳ではなかったんですよね。

実際問題、IE10としては

  • HTML5
  • CSS3
  • Metroモード

という点。HTML5とかに関しては、これまでの延長線上にある話。
そういう意味で新しいネタとしてはやっぱりMetroに落ち着いてしまうんですよね。

Metro版のIEとデスクトップ版のIE。
この違いは基本的に、プラグインの有無になります(もちろんUIがMetroというのはあるとして)

面白いのは、Windowsが64Bit版だった時にIEは64Bitが立ち上がるのか32Bitが立ち上がるのか?が異なると言うこと。
これまでは64OS上でも互換性維持を意識せざるを得ずに基本的に32Bitだったそうです。

ところが、Metroではプラグインが無いと言うことで、その点の互換性を気にする必要が無くなりデフォルトで64Bit版が立ち上がる。
ところがデスクトップ版では、引き続き互換性の問題が持ち上がるために32Bit版が立ち上がるという。
いやはや、苦労しているな。

Metroの特徴の一つに、スタートメニュー上でのタイルに対して情報を送る事が出来る

f:id:krote:20120425011807j:image

Metro IEも、ピンを留める事でスタートメニューにタイルとして登録する事が出来、Metaタグ等でこういった情報を送る事が出来る。
そう考えると、Webアプリケーションで機能別にピン留めしておいて、その最新情報をタイルに表示・・・なんて事も出来そうだ。
タイルの色とか見た目とか、工夫すれば意外と使いどころは多いかもしれない。
これがうまい事回れば、スタートメニューを簡単なRSS状態にする事も可能だったりして。そんなに多くスタートメニューに置きたくは無いか・・・。

まだまだ続くよ

Windows8のRelease Previewが6月1週という事なので、それに向けて少しずつ準備が必要ですね。
Windows Developer Day自体は明日も続きます。

内心ではMetroに関してはだいぶお腹がいっぱいになってきたので、ちょっと変わり種としてHadoopや互換性関連に目を向けて行こうかと。
まぁ、明日は明日の風がふくと言うことでわかりませんが。

Windows8の製品構成が決定

既に報じられている通り、MS公式ブログにて次期WindowsバージョンであるWindows8のエディションや機能構成が公開されています

Announcing the Windows 8 Editions
http://windowsteamblog.com/windows/b/bloggingwindows/archive/2012/04/16/announcing-the-windows-8-editions.aspx

ちなみに日本語の記事としてはマイナビニュースがわかりやすいです

次期OS名称は「Windows 8」に正式決定、8/Pro/RTの3エディションに
http://news.mynavi.jp/news/2012/04/17/077/?google_editors_picks=true

そう、これまで端々でWindows8と呼ばれてきたこのバージョン。
この呼び名って結局これまでは仮だったんですよね。
結果としてはそのまま正式名称に決まってしまいましたが、この流れは続くのかな?
同様に仮名のままで公開されているWindows8Serverがどうなるのかも気になるところですね。

エディション構成としては、VistaやWin7のエディションとは異なり、すっきりと3つにしぼってきました。
これは、あれこれ余計な事を考えなくて済むので非常にありがたい事ですね。
主にMCPを検討した場合に覚える事が少なくなっていいです。

Vistaの時はどのディションが何に向いてるかとか、MS側のコンセプトを覚える必要がある一方で、
実際にはそんなに細かい使い分けを自分自身がしないという何とも言えない気分を味わいましたし。

関係ない話ですが、上の二つのページを見てわかるように、日本と外国とでは対応している機能につけるマークが異なります。
日本では、対応している機能には○を。対応していない場合には×や-をつけますが、
諸外国では対応している機能に×をつけます。

これ、何かの時(ここが変だよ日本人みたいな系統だったと思う)に知ったのですが、こうやって改めて見ると
自分自身が表や仕様書を作る時に、誤解の無いように作らないと行けないな・・・と思ってしまいました。
変に記号に頼らないほうが誤解が少ないかもしれませんね。

SNP(Scalable Networking Pack)の罠

ここ最近、ずっとという訳ではないが頭を悩ませていた問題がようやく原因っぽいものが判明して少し安堵している。

現象としては

  • 当該サーバー上でアプリケーションを操作する分には問題なし
  • 別端末からサーバーに対してアクセスした時に、通信が途絶える(応答がなくなる)
  • サーバー側では端末からの処理要求は来ているが、応答することが出来ずにタイムアウトとなる
  • データ量によって出来たりできなかったりするような動きが見える
  • 単純に大きなデータを受け渡しするようなプログラムを作って検証したら問題なかった

という感じ。
アプリケーション側の問題というよりはネットワーク関連の問題ではないかとは思っていたのだが、帯域に制限がかかっている訳でもないしファイアウォールのルールのような制限を受けているという訳でもなさそう。

結局のところ、原因としてはWindows Server 2003 Service Pack 2から導入されたSNP(Scalable Networking Pack)が悪さをしていたようだ。

Scalable Networking Pack

これは、ネットワークに対してこれまでOS側が実装してきた処理の一部をドライバ側に譲渡させることによって更なる効率化を可能にしようとした技術らしい。
餅は餅屋よろしくネットワークのことはネットワーク担当に任せて、CPUの負荷を下げることが出来る・・・とのこと。

ただ、これが最初に有効状態で出荷されたWindows Server 2003 Service Pack 2ではメーカによるのか組み合わせによるのか。うまく動かないことが多発してMicrosoftが設定を無効化するパッチを出すところまでいってしまったもの。
内容と設定の無効化方法に関してはこちらの記事を参照されたい

ネットワーク設定を標準で使ってはいけない (IT Pro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100824/351391/

実はこれが問題を引き起こすということは2003SP2が出た時に経験していたのだが、今回問題となったサーバーは2008のR2だしいい加減その辺りは問題にならないだろうとタカをくくっていた。
2008サーバーでこれまで問題にはなっていなかったということもある。

結局原因調査のためにネットワークモニタをインストールしてトレースまでとって、トレースの出方が変だったことから再度疑ってみたらビンゴするという結末だった。
この問題の厄介なところは、”いまいちよくわからないけどうまく行かないパターンがある”って見えて原因の予測がたてられなかったところ。
いや、予測という意味では早期にネットワークを疑った訳だが、具体的にネットワークの何が問題なのかが傍目から見えないんですよね。

そもそもSNPはよほどのトラフィックが発生する状況でなければあまり気にしなくてもいいレベルとも見受けられるので、今後は無条件に無効にしてしまうのがいいかもしれないな。

いやはやいやはや、やれやれだ
「やってはいけない」なんて記事が書かれているようなことをデフォルトで有効にしておいてほしくないし、ドライバ側のメーカーもそんな状態を放置しないでほしいというのが正直なところだが、大人の事情があるのだろう。