読書感想文」カテゴリーアーカイブ

ノルウェイの森 下巻読了

読んだ。。。と言っても、Audibleで聴いたというところのほうが正しい。

ノルウェイの森
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小説の具体的な内容に関してはあまり触れはしないけど、なんというか、この主人公の葛藤というか、色々な人の思惑が広がっていく中で、正直言ってあまり感情移入することはできなかった。

言ってしまえば、だからこそ最後まで聞くことができたといえばそうなのかもしれない。

私は、つらい系統の小説は感情移入しすぎてしまって辛くて読み続けられないことが多い。特に、主人公がいじめられるような内容だったり、不遇な目に合うような展開です。

例えば車輪の下とか

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「ノルウェイの森」の主人公”渡辺くん”は、たしかにつらい目にもあっているんだろうけど、なんというか、人間味が薄く感じられる。

多分、村上春樹作品の読み方とか、好きになる人のポイントというのが違うんだろうな。

一作読んで、自分に合う合わないを決めるってのもどうかとは思うんだけど、一旦はいいかな、って気になったです。。。

沈黙の艦隊を読み始めている

タイトルのとおりですが、かわぐちかいじさんの名作「沈黙の艦隊」を読み始めています

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いや、懐かしい。。。

1巻の発売が1989年なので実に35年前!
親父が買ったのか借りてきたのか、家に単行本が置いてあってそれを読んだ記憶があります。

当時は私は小学生なので、こういう戦闘モノはとてもおもしろく感じ、政治的な内容に関しては深いところまで考えてはいませんでしたが楽しみにしていたのを覚えています。

ちょっとしたきっかけで、久しぶりに読みたくなってしまいちょこちょことKindleを買い足してしまっています。
巻数がそれなりにあるので、ちょっと出費が。。。

まだ序盤までですが、徐々に明らかになってくる海江田の思想。深町とのやり取り。
今読み返してみても面白いな。

昨秋にはまだ見ていないですが、映画も上映されて話題になりましたね。
なかなかいい出来だという話なので、AmazonPrimeに出てくるのを楽しみにしています。

ランナーズ3月号

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RUNNETを利用していると時々出てくるランナーズ。
3月号の特集として、「サブスリー、3時間半切りを目指す方へ」だったり、「新・ジェル補給戦略」だったりとちょうど私が気になるテーマ。

というわけで、初めて購入してみました。

トレーニングメニューに関しては、これまではNRCのメニューをやったことはありましたが、それ以外はあまり参考にしたことがなかったんですよね。

今回掲載されているメニュー。まずは参考にしてやってみようかな、と思っています。

そのためにもまずは10kmのタイムですね。
先日のタイムを考えると、サブスリー基準とされている39分~40分というのは正直厳しい。
というか、届かない。ペースでいうとキロ4分だもんなぁ。

着実に3時間半を切れるようなところをまずは目標。
そして、そこからのサブスリーを目指したメニューへの切り替えを図っていきたいところです。

まだ少し足の回復が追いついていないところはあるけど、徐々にレベルアップに向けて動き出したいところです。

SoftwareDesign2月号

定期購読しているSoftwareDesignの2月号が届きました。

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今月号の特集としてはテストとWeb APIセキュリティに関して。

テストに関しては、テスト技法に目を奪われがちなんだけど、そもそものテストの考え方を正していく必要があるとしてテストマニフェストが紹介されていた

https://www.growingagile.co/the-testing-manifesto/

SoftwareDesignに掲載されていたものは2015年バージョンで、上記のものは2023年バージョンのようだ。
基本的な考え方が変わっているわけではなく、言葉を少し修正した形と紹介されていた。

checking functionality over Testing understanding

機能性をチェックするよりも、理解をテストするとでも訳すのだろうか?
SoftwareDesignでは「機能性をチェックするよりも、チームが理解している価値をテストする」とある。

これは、結構難しい問題に感じる。

本来、価値を提供するために機能を作り込んでいるはずのものが、機能を作ることが目的となってしまって気がつくとその価値が提供できていないのではないだろうか?ということだろうか。

そう考えると確かに、そしてまさに、アジャイルではないか

ソフトウェア開発ではプログラミングによって機能を作り込んでいく。ただ、出来上がったアプリケーションがその機能によってなんの価値を提供しているのかに立ち返って、常に検証し続ける必要がある。
そして、アジャイルの文脈ではその検証を繰り返してスプリントを回していく。

どうも、ウォーターフォールが染み付いてしまい、当初作った仕様に従った機能のテストしかできていないように感じてしまった。

改めて、このあたりに関しては気を引き締めていかないといけないと感じた。

「もしアドラーが上司だったら」を読んだ

Audibleで「もしアドラーが上司だったら」を聴いた

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だいぶ前の話だけど、一時期アドラー心理学が流行ったようで、アドラー心理学に関する書籍が色々と書店を賑わしていた時期があったように感じる。

特に有名な本としては「嫌われる勇気」だろう

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いずれにしても、本のタイトルとしては気にはなっていたものの、当時それほど食指が動かなく、あまりアドラー心理学というものに関しての実像というものを知ることはなかった。

Audible聴き放題の中にあったので、せっかくだから聴いてみたという形だ。

Audible特有の、朗読であるがゆえに小芝居が気になるところではあるけど、なかなか面白く聴くことができた。

本書では、アドラー心理学の紹介というよりは、自己の成長とリーダーシップに対してどの用にアプローチするとよいかを指南している。

私自身、気持ちの浮き沈みが激しい正確ではあり、一度マイナスに振れてしまうと結構面倒くさいことになってしまう。
もちろん、もういい年なので面倒くさいと言ってもある程度わきまえているつもりではあるが、面倒くさいものは面倒くさいものだ。

結局のところ、自分自身をどうやって”のせるか”になるのだとは思うし、そういう意味でも本書の考え方というのは大事にする必要はあるよな、と改めて思った。

難しいな、と思うのは機能価値と存在価値に関して論じられている部分。

言ってることはわかるが、現実問題、社会的な生き物である人間においての機能価値は大事であって、存在価値を認められたからと行って簡単に割り切れるものでもない。
家族とかであればもちろんそれはそういう感覚もあるが、じゃーそれでいいんだっけ?となると疑問符がついてしまうのもまた事実ではないだろうか。

機能価値がない=不要という極端な発想をしたいわけではないんだけど、そこを家族からの存在価値で乗り切れるヒトはそもそもこのあたりを悩まないんじゃないかな?
などと思ってしまう。

まぁ、簡単には答えなんてないよね

「明日、機械がヒトになる」を読んだ

先日、後輩と1on1をしている際に彼が開催した読書会の話題となった。

当時、別件で忙しく私は参加しなかったのだがあまり参加者が集まらず、なかなか難しいなという話だったので、どんな本を題材にしたのか聴いてみたら、タイトルの本だった。

調べてみると、Audible版もあり、著者本人が朗読しているということだったので早速聴いてみた

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そもそもヒトの定義とは

この本は、人間の進化と機械の発展に焦点を当てており、その仮想的な未来が著者にとってどれほど興奮をもたらすものかを考察しています。

この本が発行されたのは2016年。しかも著作の中でも執筆に2年ほどかかったということなので、現時点から考えると技術的な位置づけはだいぶ様変わりしているはず。

特にOpenAIがChatGPTを発表して以降のAIに関連する進歩の速度というものは目を見張る物があり、本書で語られているヒトと機械との境界線は相当薄くなっているはず。

だからこそ、そもそも人間とは、そもそも生命とは、、、
そういった、若干青臭いような気にもなることを考えてみるのも一つなのかもしれないな、と思った。

この先どうなるか

現状では、ものすごく優秀なAIはできつつあるけれど、そこにいわゆる自我があるのか?という話になると疑問符がつく。

ただ、そもそも自我ってなんだっけ?という点に着目し、それらは受動的な反応ではないのか?自由意志なんて言うものは存在しないのではないか?という点に関しての考察もあり、これに関してはなかなか面白かった。

ChatGPTが出た当初、チャットに対しての回答は、意味を考えた上での結果を返してくるのではなく、質問に対しての回答を過去の蓄積されたデータの中からそれっぽいものを前後関係を考慮した上で返してくる反応だと認識した。

ただ、それって結局のところ人間が頭の中でやっていることも同じことが言えるんだろう。
ChatGPTのようなモデルを、それぞれ一人ひとりがやっているから個性があるとも言えるし自由意志に見える。
でも、突き詰めて行ってしまうとそれらも反応といえば反応なのかもしれない

答えのない問い

面白い問いかけではあるけど、答えがあるようでないものだし答えがあったところで何かが変わるのか?というと変わらない気もする。

今日も自由意志で生きている気にもなっているし、失敗したときはこれは反応で決まっていたことが結実しただけなんだと言うこともできる。

一つ言えることは、読書会で題材にして感想は言えるかもしれないけど、で?ってなる人も多くいそうな本を選んでしまったなぁ、という気がしないでもない。。

ノルウェイの森(上)

Audibleで村上春樹著「ノルウェイの森(上)」を聴いた

ノルウェイの森(Kindle)
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そもそも小説をそこまで読んでいないということもあるのだが、村上春樹の作品は今回が初めてでした。

Audibleで8時間ちょっとで上巻が終了したのですが。。。なんというか、どう楽しんだらいいのか、戸惑っています。

推理小説やサスペンスのように、何かしらの事件があるわけでもなく、ひたすら青臭い感じ。
朗読ということもあるのだろうけど、なんとなく「雲の向こう、約束の場所へ」を思い出した。おそらく、あちらのほうが村上春樹に影響されたのだろうけれど。

妻に、「村上春樹読んだことある?」と聴くと、軽く”あぁ、あいつね”みたいに笑ったあとで「読んだことがあるよ」、と。

なんとなく、言わんとしていることはわからんでもない。

うーん、下巻どうするかなぁ。。。
物語がどういう結末を迎えるのか。。というか、結末なんて、これ、ないんじゃないかな?という気もするんだけど。
とりあえず、読んだよって言えるように下巻も聴いてみようとは思っている。

思っているんだが。。。ちょっと気が重いね

「具体と抽象」を読んだ

細谷功著、「具体と抽象」を読んだ

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Audibleで聴いてます

正確に言うと、読んだというよりはAudibleで聴いたというのが正しい。
2時間ちょいで聴くことができるので、サクッと聴くことができるのはいい。

一方でAudibleで聴くときは基本的にはながら聴きとなっているので、気になった箇所をメモするのが難しい。
私はメモアプリとしてはDynalistを利用しているので、そこにメモを取りたいな、と思ったときにはメモをするのだが、ランニング中とかには流石にそれは難しい相談だ。

そういう意味でも、やはりこの手の本とながらぎきのAudibleは組み合わせどころが難しいように感じる。

さっと耳で聞いてみて、かなり気に入った内容であれば改めてKindleなどで文字として購入するような形でもいいかもしれない。

具体と抽象のレベル感

聴いていて改めて感じたのは、具体レベル・抽象レベルが合わないことでの会話が不成立となってしまう点だった。

結局、具体的と行ってもその人に取っての具体的であって、受け手にとってはまだまだ抽象的な話になってしまうこともある。

どこかで完全に分かれるものではなく、繋がっているスライダのようなもの。
その中で、お互いが、今どのレベルで会話をしているのかを認識合わせした上で議論をしないことには議論にならない。

また一人で思索する際、何かしら共通点を見出すようなことを考えているときに、どのレベル感での抽象とするのか、それを意識した上で考えないと行けないな、と感じた。

このあたりは、なんとなくの感覚的なものでこれまでやってきてしまっているかもしれなく、より言語化、意識を行うことでいい認識の統一ができそうな気がする

自分に当てはめて考える

一番、どういうところで使えるのかな?と考えた際に、ぱっと思いついたのは、仕事での組織づくりだった

組織として目指すべき方向性みたいなものは、非常に抽象的になる。
それを具体的な行動に落とし込んでいくんだけど、その落とし込んだ具体的な行動を並べて抽象的に見たときに、それが本当に当初求めていた組織の像なんだろうか?というところだ。

当初の抽象化した言葉が、そもそも目指すべき内容を正しく言語化できていないだけかもしれないし、具体化した実行内容が足りなかったり間違っているのかもしれない。

でも、いつだって私達の目の前には具体的に見える問題が山積みなのが現状で、たとえそれが本質的な解決にならなかったとしても、抽象的な、より本質的な内容に対しての考える時間が足りない。

抽象的なことを考えるというのは、なんだか雲をつかむような話に見えて時間がかかってしまいそうで、なかなか手が出しづらい。

だからこそ、この手の内容をトレーニングして鍛えていかないといけないんだろうな、と思った。

どこまでこの具体と抽象をものにすることができるかはわからないけれど、より普遍的な、本質的な物事の見極めができるようになるとかっこいいと思うので頑張ってみますかね。

どうでもいい話

これはAudibleで聴いたから余計に誇張されている話かもしれないが、本書にはちょこちょこと寸劇が交じる。

この寸劇がAudibleで聴くと非常に寒い。
通常、これらの寸劇は各章で言いたいことだったりを代弁するようなエピソードなんだけど、あんまりそういったエピソードとして入ってこず、思わず「これ要るのかな?」って思ってしまう内容だった。

これ、Kindleだとそれほど疑問に感じずに素通りしてしまうかもなぁと思ってしまった。
読みても大変だね

Audible物色中

先に書いた通り、Audibleの30日無料体験に申し込みをしました。

現状、毎日通勤しているわけではないので、Voicyと合わせて考えるとどこまで消化できるのかは結構怪しいところではありますが、ランニング中や家事をしているときなど、気分転換に使えるのではないかと。

サービス自体は結構好きな部類ではあるので、読みたいと思えるAudioBookがあるうちは無料体験が終わっても続けていきそうなサービスです。

まだ、物色中ではあるのですがいくつかライブラリに追加したものをご紹介。
聴くのが楽しみです

具体と抽象

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少し前に、仕事で客先にいった際に立ち寄った本屋で平積みされていたのを見てタイトルだけ記憶に残っていた本がAudibleのラインナップにあったので思わず追加。

具体と抽象という言葉は、Voicyでもずっと聞いている「一分で話せ」の伊藤羊一さんがよく話をしているキーワードだ。
実際に羊一さんが話されている内容と同じかどうかはわからないけど、聞いてみようと思う。

時間は意外と短く2時間ちょっとなのでさくっと聴くことができそうだ。

子どもが育つ魔法の言葉

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子育て本は、正直ピンとこないし今更感もあるんだけど、そのあたりはAudioBookだと聞き流せる点もあっていいかもしれないと選んでみた。

結局ながら時間に聴くものに対してものすごく集中力の必要なものは合わない。

なんか、普段は読まないよな?っていう本。それでいて全く興味がないわけでもないという絶妙なところを探っていく戦いが今幕を開けるわけですよ。

なにか一つでも良いフレーズがあればいいという程度

意外とクリティカルヒットしたりして

ノルウェイの森

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言わずとしれた村上春樹作品。

小説をそこまで読まないということもあるんだけど、今まで村上春樹作品は一作も読んだことないんですよね。
いや、純粋に手に取ってこなかったというだけで、全く知らないというのが正しいところ。

前回のAudible無料期間中に、本屋大賞を受賞した「同志少女よ敵を撃て」を聴いたところ、Audibleと小説は結構いい組み合わせかもな?と思ったのです。

同志少女よ敵を撃て
https://amzn.to/41TG06P

なんとなくドラマを聴いている感じで、それでいて別に一言一句聞き漏らさなくてもなんとなくストーリーが分かるし。
村上春樹作品は、結構ファンもいるのでどんなものなのかな?と。

同時に複数の作品をダウンロードしてみていますが、その時の気分によって聴くものを変えていくことになると思うので、聴き終わるのはいつになるだろうかな?
無料期間中には聴き終わるとは思うけど、わかりませんが楽しみです。

「40歳の壁」問題

尾石晴さん著。「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略を読んだ

尾石晴さんは、Voicyで「学びの引き出しはるラジオ」というチャンネルをやっています。

学びの引き出しはるラジオ
https://voicy.jp/channel/862

40歳の壁とはなんの壁か

読み勧めていくとわかりますが、40歳という年齢というよりは、大体40歳くらいで人生のフェーズとしてはこういう環境だったりするよね、って言う話。

仕事場での立場

子供たちとの関係

夫婦間の関係

ある程度の時間が経って、それぞれの関係がある意味落ち着いて来ているがゆえに、場合によっては見直さなければ停滞しているように感じるような年齢なんだろう。

この本に関しては、伊藤羊一さんと尾石晴さんが対談しているVoicyを聞いていた

【後編】尾石晴さんと語る「キャリアの壁を越える」話
https://voicy.jp/channel/1262/453649

羊一さんも話していたが、45になった振り返って見ても、40くらいになんか壁ってあったかな?と思ってしまう。
と言うか、日常的に壁というか石に躓いているように感じていて、大きな壁がそびえ立っているような感じがしないんですよね。

感じていないことが問題かもしれない

ふと思ったのが、そもそも壁として感じなければいけない事を、しっかりと考えていないがゆえに認識していない可能性はあるかもしれない。
これは十分ありそうだ。

夫婦間にしても、しっかりと先々に関して話し合うということはそんなにやっていない。
仲が悪くはないとは思っているが、相手も同じように感じているとは限らないし、自分に壁を感じていないからと行って同じように相手もそうであるとは限らない。

そう考えると、もっと見るべきことや話すべきことがある

とは言っても、急にそんなことなかなか話せないよねー

ある意味、それが壁かもしれん