私立大学新入生の家計負担調査

10日の日経新聞に、少し気になる記事が載っていた。
私立大学に入学した場合の家計負担に関する調査結果だ。

我が家は、私も妻も国立大学なので何となく、子供にも大学行くなら国立に行ってほしいと思っている。
っていうか、私立にした場合に負担しきれるのか?って言うと正直よくわからないんですよね。

気になったので、以前読んだ「自分のアタマで考えよう」よろしく元データを当たってみた。

自分のアタマで考えよう
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調査は「東京私大教連」というところが行っているみたい

東京私大教連
http://www.tfpu.or.jp/

調査結果は一部しか公開されておらず、すべての結果を見るのには郵送になるようだ。
正直、PDFを公開しているのに全文の場合は郵送とか意味が分からない。
この時点で教連側の行動を疑いたくなってしまったけど、オトナな対応で、“エッセンス”とか言う公開された情報を確認してみる。

平均年収900万?

世帯の「税込年収」を住居別でみると、自宅外通学者の世帯で899万6000円(+2.2%)、自宅通学者の世帯で892万
8000円(+0.3%)で、ともに増額した。

まず、新聞ではこの年収900万ってところで違和感を感じた。
そもそも平均年収で考えてみると900万なんて数字じゃなかったように思う。

年齢別サラリーマン平均年収
http://nensyu-labo.com/heikin_nenrei.htm

大学に入るくらいの子供を持つ親というと、40~50くらいと考えると、男性の平均年収は600万前後。
共働きだとすると女性の平均年収290万くらいが積上って約900万。

しかも、調査結果では

なお、世帯の有所得者数の平均は1.7人である。共働きなど有所得者数が2人以上の世帯は全体の64.3%である。

となっている。
単純に平均年収を足して、有所得者数を2にしても100万くらい届かない。
つまり、それだけ私大に行かせる事が出来る親ってのは稼いでいる!って事なのか。
うーん、どうなんだろう

仕送りは?

「仕送り額」の平均は、入学直後の新生活や教材の準備で費用がかさむ「5月」が11万100円で1500円増額、出費
が落ちつく「6月以降(月平均)」が9万1300円で300円減額した。「6月以降(月平均)」の仕送り額は、前年の9
万1600円をさらに下回り過去最低額となった

私が大学時代にもらっていた仕送りは月10万でした。
平均の金額で見ると、私が学生時代だった90年代後半は11~12万が平均。
少し平均には届いていませんが、まぁそんなものだろうと。

ただ、この調査自体が首都圏の大学に通っている学生に対して行われているもの。
私のように地方の大学とは生活に必要となるお金。
特に家賃が大きく違うのでは~って思った・・・。
あまり見栄を張らなければ、首都圏でも押さえられるのかもしれないけどね。

でも、今考えてみると一月あたり10万出し続けるのって結構大変だよな。
親に感謝するとともに、自分の子供達にある程度出来るようにしておかないといけないか。

さて

10年後、20年後がどうなっているかはわからないけど、その時は留学は当たり前になっているかもしれない。
周りが留学生だらけになっているかもしれないし、意外と何も変わっていないのかもしれない。
そもそも子供達がどういう選択をするのかはわからないけどなぁ。

ある程度の希望は叶えてやりたいと思う反面、
国立なりバイトなり出来るだけ自分で頑張って欲しいと思ったり。

うひー

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